ありがとう原さん

ウチらの仲間から感謝の気持ちを込めて、オリジナルのゲーフラのデザインをTシャツにプリントしてプレゼント。
他にも横断幕や寄せ書きがたくさん。


愛される理由
今日の『原さんとの集い』。自分的には最初は「微妙だな」って感じだったんですよ。
先週の愛媛で最後に「ありがとう」を交わしたことが自分の中では印象に残ってるし、今回は引退試合でもないセレモニーだし、契約を更改しないってことはシーズン途中の更迭とは違うけど、そこにはいろいろな思いが交錯したはずで、決して単純なハッピーエンドではないはずだし、そんな中で「円満」を演出するようなイベントにどう臨んだらいいのかなってのがありました。
来期の契約をしないってことには、自分的にはどうにか納得してます。戦術が周りから研究されて行き詰まってきてるところがあったし、去年と今年のリーグ戦の戦績は決して優れたものとは言えないしね。クラブがもっと上を目指そうとした場合。
ただ、それでも今期の後半のチームの立て直しを見ると「続投してほしい」って気持ちも強かったんですよ。秋口までの低迷は監督の責任だけじゃなく明らかな補強の失敗も原因だったと思うし、それ以上にこの人とは「一緒に成長して行きたい」「強くなって行きたい」って思わせるものがあるんですよね。
原監督との集いそんな複雑な心境の中、「試合日程は消化してるし、どれだけの人が来るのかな?」って思いつつのんびり昼頃に行ったら大勢の人が!。
なんでも先頭はほとんどいつものように早朝から並んでたらしいし、ホントみんなご苦労さまですって感じ。
で、イベントは涙あり爆笑ありの、終わってみればなんか幸せムード。
なんでかなって考えてみると、やっぱり原さんのサッカーや選手、サポーターに対する愛情を感じるってことに行き着いちゃうんですよね。
いや、もちろん原さんだけじゃなくサッカー関係者の人々はみなそれぞれにサッカーに対する深い愛情を持っていると思うんだけど、この人はそれを何のてらいもなく表現してくれる。そして人を選ばずに率直に話してくれる。そこが魅力なんですよ。
普段練習場なんかで声をかけると、どんなに苦しい時でもこちらの問いかけにきちんと、しかも率直に答えてくれたし、日頃から自分らサポーター(ファン)のことを気にかけた言葉も多かった。
選手たちと楽しそうにボールを回してる姿や、練習が終わった後にコーチ陣と延々とミニゲームに興じてる姿からは「この人ホントにサッカーが好きなんだな」と思わずにはいられません。
試合や練習場以外でも、個人的にある場で食事と酒を囲んで話す機会があったんですが、その時の話題からもサッカーに対する思いの深さと視点の鋭さが感じられて感じ入ったものです。
今日の“会”に、やって来た選手たち一人一人と交わす言葉、三浦文丈が“予定された場”でありながら原さんを前に涙で言葉が出ない様子を見ても、選手達とも信頼関係で結ばれていたことがよく分かりました。普段からそれは感じてたけど、改めて。
ありがとう原さん東京のサポーター的には、原監督との4年間でいろいろな思い出があります。
誰かがゴールをすると、我がことのようにぴょんぴょん跳ねて喜びを露にする姿。練習場に自転車で通う姿。雨の国立でレアル・マドリー相手に本気で向かっていったこと。こっちからスペインのラコルーニャまで出向いて行って、おまけにデポルティボに勝っちゃったこと。そしてカップ戦とはいえ初のタイトル獲得の喜びを皆に味わせてくれたこと。苦しい時を我慢して乗り越えたこと・・・。
それで、この日に「こうしてシーズンを終えてこの場に立てるのは、苦しい時に支えてくれたサポーターのおかげです」と言われちゃあね。そこにいる誰もが心の中にピリオドを打たざるを得ないっすよ。
クラブはいろいろ考えて、「何かを変えて次にすすまなきゃいけない」と今回の判断をしたわけだろうから、それを信じるしかない。
こういうセレモニーは初めてだけど、考えてみたら愛媛に行けなかった人は大勢いるわけだから、ホームでこういう場を設けるというのはアリとも言える。
なんか自分的には気持ちにケリがついたっていうか、次に進もうとしてる原さんや選手たちを見て、名残惜しいけど来期を信じなきゃっていう気持ちになれたんで、結果的にOKでした。
なんかFC東京ネタでまたまた長くなっちゃってすいません。
原さんが他のチームに行っちゃったらちょっと嫌だなぁ。
「当分他の色のチームには行けない」って本人は言ってましたが。

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