攻める鹿実と粘る市船の構図。勝負はVゴール式の延長へ!。
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前後半90分・延長前後半20分・そしてPKまでの戦いを制したのは鹿児島実業でした。
松沢監督以下、勝った鹿実の選手達にはおめでとうと言いたい。負けた市船の選手達にもここは「よくやった」と言いたいです。
今日は明け方近くまで家に持ち帰って来た仕事をしてたのもあって、うっかり寝すぎて国立に着いたのはキックオフ目前。でも先に着いてた友人が、バックスタンド中段ど真ん中の、観戦にはこれ以上ないっていうような良席を確保してくれてたおかげで、試合をしっかり観れたばかりか両校の応援席の様子まで比べて見れてなかなか興味深かったですよ。高校サッカーならではのブラバンやチアは両校ともにいるんだけど、特徴的だったのは市船は女子がとにかく元気で(人数が多いのかな?)、鹿実は男子とOBや父兄と思われるオジサン達が気合で頑張ってた。どっちがいいとかいう話ではなくて、こういうのはその土地や学校のカラーがよく表れてて、高校サッカーらしいなと思ったわけです。
それにしても鹿実の松沢監督、齢64にして初の単独優勝。こういう一つのことに人生を賭けるエネルギーって凄いと思いますよ。この人のみならず、高校サッカーの監督には一つの目標に向かって何年も何十年も頑張り続けてる人が本当に多い。世界と戦うという観点で見ると、この世代にはまだまだ課題が多いわけだけど、こういう人たちのエネルギーも上手く生かす形で、クラブユースまで含めた全体のレベルアップを図れないかと思いますね。
高校サッカー選手権のいいところは、この年代に対して勝負事には勝ちと負けがあることを厳しくも教えてくれること。勝っても負けても学べることがあることを教えてくれることですね。3年生はこれからJに進む選手、大学に進学する選手、就職する選手など様々だろうけど、ここで学んだことや感じたことは忘れずにいてほしいですね。なんか説教くさいけど。
蛇足ですが、今日の主審は高山さん。この人は高校の先生でもあるからピッタリってことで選ばれたのかどうかは分かりませんが、いつものカード乱発はなく、選手と対話しながら口頭注意したり流したりしてたなぁ。Jでもそうやってくれればいいんだよ。
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