takaです。
今年も残すところあと僅かになりました。
一年のまとめの時期ってことで、時間があるのをいいことに今年もサッカー生観戦の試合数を数えてみました。
結果は今日の時点で全75試合。
明日高校サッカーの1回戦を見に行く予定だから、トータルで年間76試合になりますかね。
去年が73試合だったから、今年は3試合多く見れました。
まぁ、試合観戦は数じゃないんですけどね。
で、この時期の慣例にならって、自分が見たこと感じたことをベースに今年のサッカーシーンを振り返ってみましたよ。
まずは観に行った76試合(明日の観戦予定含む)の内訳から。
●Jリーグ・リーグ戦:全41試合(ナビスコカップ含む。天皇杯、ユース、練習試合除く)
内訳
・FC東京の試合:32試合
・FC東京の試合を除くJ1:4試合
・J2:5試合
●天皇杯:全5試合(FC東京の試合:2試合、その他3試合)
●クラブチーム親善試合:全3試合(FC東京の試合:3試合、その他なし)
●代表戦:全8試合(すべてA代表)
●JFL・リーグ戦:全1試合
●ユース(高校含む):全8試合(FC東京ユースの試合:4試合、その他明日の観戦含む:4試合)
●女子:全5試合(Lリーグ:1試合、代表:1試合、選手権:3試合)
●その他:5試合(サテライトなど)
ほんとはもっと幅広いカテゴリーのいろんな試合を見たい気持ちがあるけど、FC東京の応援が優先なんで、まぁこんなもんかなと。当たり前だけど仕事もあるわけだし。
今年の目標として「海外での試合を観る」ってのがあったけど、予定してた代表の最終予選アウェイの試合に行けなかったのが残念。バーレーン戦は行く予定でツアー予約もしてたんだけどね。仕事になっちゃって泣く泣くキャンセル料払いましたよ。東アジア選手権の韓国戦に行ったのが今年唯一の海外観戦でした。
来年はなんといってもドイツです。日本にとって3度目のワールドカップ。フランス大会が参加賞、日韓大会は自国開催の利があったことを考えると、本当の意味で本大会に実力で足跡を残さなきゃいけないのがドイツ大会。かの地でそのサポート
をしたい。もちろん仕事があるんで行けても1~2試合が限界なんだけど。
問題はチケット入手だな。
■今年のサッカーシーンを振り返ってみる
続いていくつかのテーマごとに、今年のサッカーシーンについて自分が見たり感じたことを書いてみます。あくまでも私見ですよ。
●FC東京
苦しいシーズンでした。終わってみればリーグの順位は中位なんだけどね。途中がしんどかった(6連敗含め9試合勝ち星なし)。
なんだかんだ言ってFC東京はJFL時代の苦しい時期はあれど、それ以降ここ何年かは右肩上がりでステップアップしてきたと思うんですよ。
J2からJ1へ1年で昇格し定着(したかに思えた)、観客数増大、代表選手輩出、リーグカップ獲得と。それが今年は足踏みした、というかそんなに簡単にステップアップはできないってことを思い知らされた年。アクシデントが続いただけじゃなく、補強は明らかに失敗だったと思うし、戦術も研究され思うように勝てず、サブの選手も含めてまだまだ総合力で力不足を実感しました。
ただ、この苦しさをサポーターも含めてみんなで乗り切ったのは何よりの収穫。問題も起きて多くの人が応援の仕方やスタジアムでの振る舞い方を考えたけど、そういうことも含めていい経験だったと思いますよ(そう思いたい)。
負け続けても、多くの人がそれに耐えながらアウェイまで足を運んだし、原監督体制でチームが蘇りシーズン最後まで乗り切った。この経験は今後に生きるはず。
それにしても、開幕当初首位から6試合で一気に降格圏内へ急降下。底辺を彷徨い最後は12戦負けなしで中位と、まるでジェットコースターのようなシーズンでした。毎年こんなだと体と精神がもたないっす。
●代表
結果と数字だけ見ると文句なしの予選突破。でもそのプロセスがねぇ。点差も辛くも1点差で勝ったって試合も多かったし。運や怪我の功名で上手くいったようなのも多々あって、力の上積みがどこまでなされてるのかが見えにくい1年でした。
ジーコは理論よりも哲学で代表監督をやっている感じがするんだよね。それはそれでアリなのかもという気はするけど、それだけでいいのか?。答えは来年出るんだけどね。ここまで来たら信じてサポートするしかないんだけど。
代表がらみで言うと、問題はスタジアムの雰囲気と選手の世代交代が進んでないことの方が深刻な問題という気がします。
自分は決して偉そうなことは言えないけど、フランス大会の頃と比べて明らかにスタンドの雰囲気は弛緩してる。“客”としてエンターテインメントというサービスを享受することを一方的に望む人が増えてるように思う。もちろんスタジアムにはいろんな動機で見に来る人がいていいわけで、それ自体を否定はしないけど、それが肥大すると選手との距離が開いてしまいかねないこと、空気が緩んでそれが代表チームの衰退を招きかねないことをちゃんと考えないとね。
そしてチームの世代交代が進んでないのはホントにまずい。過去の遺産でそこそこまで行ったとしても、そのままではその後にぽっかり穴が空いてしまいかねないよ。
●Jリーグ
J1はいい意味でも悪い意味でも各チームの実力が拮抗してると思いましたね。小さなきっかけが要因で上位にいたチームがあっという間に順位を下げたし、逆もまたあった。これは各チームの選手層に大きな隔たりがないのと、監督やコーチの水準が平準化されてきていて、かつ人材が満遍なく広がっているからじゃないかと思いますね。
J2はJ1からの降格チームが無かったことで明らかに全体のレベルが下がったと思いました。生観戦は数試合だったけど、それだけでも京都の強さは圧倒的だったし、その京都もJ1でどこまでやれるかはというと疑問も感じました。ただしこれはチーム数が増えてく過程でどうしても起こることじゃないかな。降格組と昇格チームが混じる来年が見所だと思います。
●ACL
現実的には出場チームにとってはどう考えても罰ゲーム。デメリットに比べてメリットが少なすぎ。でもどうにかしないといけない大会だと思いますよ。
ナショナルチームの試合からクラブチームの試合への関心の移行、それを見越しての各国リーグのボーダレス化・垂直統合化は世界の趨勢。その中で大陸選手権にどう取り組むのかってのはちゃんと考えないとリーグ自体の停滞にも繋がりかねないよね。
まぁ、個人的にはそもそもローカルの事情に合わせてやる必要がある各国リーグやクラブで世界戦をやることに一抹の疑問があったり(レギュレーションをどうするかって問題とか。いろんなとこにジレンマが出てくる)、そもそもアジアを一括りにしてることで地理的な問題が大きすぎるって思いもあるんですがね。
いずれにしてもこのままじゃいけないでしょ。
●女子サッカー
すいません。あんまり見に行けてないですが、結果だけ見るとベレーザの一人勝ちでしたね。3試合見ただけでも対抗馬になり得るのはTASAKIくらいだと思いましたよ。
特筆すべきは東京電力マリーゼの観客動員ですね。自分が見た試合(TASAKI戦)では山の中にあるホームJヴィレッジスタジアムに5000人くらい入ってて驚きました。
朝日新聞福島版によると、マリーゼの観客動員は少ないときでも2000人以上。9月25日の浦和レッズレディース戦では小雨の中7000人以上の来場者があったらしい。Lリーグの試合は無料ですがね、それでもこの動員数はすごい。山間部にあるスタジアムにどうやって人を集めてるのかというと、駐車場がある他シャトルバスが最寄駅ほか各地から運行されてるんですね。女子のチームでそれをやってるのは恐らくここぐらいでしょう。その他地元各メディアでの広報活動や選手の地域イベントの参加など地域密着活動も盛んらしいし、その効果で有料ファンクラブの会員数は5000人を超えるとのこと。この辺りの数字はもうJ2並みですね。地元での試合中継の視聴率はプロ野球の巨人戦を超えるらしいし。
もちろんこれだけ浸透しつつあるのは、東京電力がそれなりの予算を割いて運営しているからなわけだけど、女子のチームの試合でもやればここまで出来るということですね。
自分が見た試合でも地元の老若男女が熱心にマリーゼを応援してましたよ。収入源の問題など難題は多くて他がすぐに真似できることじゃないけど、女子のサッカー普及・地域浸透の先行例として注目しました。
●その他
・アマラオ:今年39歳で15得点。あわやJFL得点王。ほんと今も見る度に元気を貰えます。
・カズ:巡ってくる男。正直衰えは隠せないけど永遠に俺たちのキングです。改めてそう思いました。
・トヨタカップ:成功なのか失敗なのかはともかく、やっぱり見ておくべきだった。決勝だけじゃなく他の試合も。生で見てないので多くを語れません。
他にも書きたいこといっぱいだけど、キリが無いのでこの辺で。
来年はどんなサッカーを見れるかなぁ。正直仕事も超が付くほど忙しいのだけど、それでも時間が許す限り観に行こうと思います。
生観戦中毒症なんで。
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