頑張れ新潟の人

国立の聖火台の下に並んだ新潟被災地応援横断幕takaです
昨日の新潟×柏戦は結果1-3で柏の勝利。
新潟側に立った見方をすると、なんとなく試合の入り方が悪い感じで、立ち上がりから落ち着かないうちに柏に先制され、そのままリズムを作れないままズルズルと追加点を許してしまったように思いました。柏としてもJ1生き残りがかかってますからね、入れ替え戦回避のためにも少しでも勝ち点が欲しい状況の中、昨日の試合を見る限りでは中盤がしっかりと機能していて、新潟が攻め手を失う場面が多々見られました。
地震の影響で新潟の地元開催ができず、代替開催となったこの試合。会場では「がんばろう新潟」の合言葉のもと被災地応援キャンペーンが張られ、復興支援ムード一色。いつもはホームのビッグスワンが4万のサポーターで埋まる新潟だけど、平日の首都圏代替開催かつ地元から応援に駆けつけることは困難な状況とあって、この日の来場者は約1万1000人。それでも首都圏に住むサポーターなどで数では柏を上回り、新潟ホームゲームの面目は保ってました。僕はバックスタンド観戦だったんだけど、同じように他サポながら観戦に駆けつけ、「アルビ頑張れよ」なんて感じで、この日ばかりは新潟を応援しているような人も多く見受けられましたね(私服なんだけど、よく見るとチケットホルダーとか携帯ストラップとかがいつも応援してるチームのものだったりしてわかる(笑))。
そんな中、バックスタンド中段フェンスには、地震発生以降他チームのサポーターの手により各地の試合会場で掲げられた何枚もの“新潟応援”横断幕が、「一斉に掲示させてほしい」という新潟サポーターの呼びかけに応じて集められ、一箇所にまとめて並んで掲示されてました。
実は、『スタジアムに行こうっ!』掲示板に書き込みもされている「くじら」さんを始めとした複数のサポーター(掲示板常連の方々もたくさん)の手により『新潟応援横断幕寄せ書き』というのをやっていて、微力ながら僕もそこに参加していました。
何かっていうと、真ん中に「負けるな!新潟人!」と大書された横断幕に、いろんなチームのサポーターの手で励ましのメッセージを寄せ書きしてもらい、最終的には新潟サポーターに渡すというものだったんですが、ここの統括管理人の「やす」さん含め本当に沢山のサッカーファンのメッセージで埋め尽くされたこの横断幕も、他の横断幕とともに新潟サポーターの手で掲示されました。
また、柏サポーターもこれとは別に自分達のゴール裏に“新潟被災地応援”幕を掲げ、試合終了後には「新潟!」コールをしていたことも付け加えておきます。
義援金募金なんかも含め、有事には応援するチームの垣根を越えて「何かできることをしたい」と考える人が大勢いることは、日本のサッカーシーンで誇れることじゃないかと思いますね。
アルビレックス新潟のチームは未だ練習場も固定できず、各地を転々としながら試合や練習をしています。そんなことも、ここ何試合かの不調に影響を与えているのかもしれない。1日も早く選手達が通常のリズムに戻れて、大勢の新潟の人たちでビッグスワンが満員になる日が来ればいい。
ズラリと並んで掲示された新潟応援横断幕を見て、そんなことを思いましたよ。

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