ACLに関する苛立ち

正直今は応援するFC東京以外のJチームを気にしてる余裕はあんまりないのだけど、昨日のACLのマリノスの戦いだけは別でした。
クラブチームとして、世界へ向けアジアのグループリーグ突破をかけた山東魯能泰山(ちなみに何と読むんだろう。いまだに解らないっす)戦。
結果は1-2で敗退。
これで磐田とともに日本勢は姿を消して、年末にせっかく日本で開催されるクラブ・ワールドチャンピオンシップの場で日本のチームを目にすることはできなくなりました。この場にJのクラブが出場できてれば、普段Jの試合を観ないっていう層にも興味をもってもらえるきっかけになったかも知れないのに。


それにしても昨日の試合。醜すぎる。まず判定。前半の終盤、久保のシュートのこぼれ球に反応した田中隼磨のシュート、どう見ても相手DF手で止めてるでしょ。それがPKじゃなくFKとは・・・。それ以外にも「それを取るの?」みたいなおかしなジャッジ盛りだくさん。不利なジャッジというより基準が違うという感じ。Jの基準と違うしもちろん欧州とも違う。
もう一つは山東のあからさまな時間稼ぎ。老獪といえばそれまでなんだけど、もともと技術はそれなりに高いんだからあそこまで露骨にやらなくても。ああいうのを見ると「これだからアジアは」って見えちゃうんだよね。もっともそれは、それだけ「アジアを勝ち抜く」「日本に勝つ」っていう気持ちの表れとも言えるのかもしれないけど。
こんな状況のままじゃいつまでたってもクラブレベルの世界タイトルを目指すって流れにはならないよ。アジア制覇を目指すっていう表向きの掛け声はあるけど、今の過密日程とメリットの少ないやり方じゃ、クラブがリーグ優先に考えちゃうのは当たり前。クラブにとっては負担が増えるだけなわけで。AFCと交渉して日程を工夫するとか、リーグのベンチ入り選手に関する規定を変えてターンオーバーを可能にするとか、協会やリーグが支援をしないとここはなかなか変わらない。
代表強化策をいろいろ考えるのもいいんだけど、国内全体のレベルの底上げを考えるなら、クラブシーンの活性化を怠っちゃいけないはずだと思うんですよ。国内だけでやってるだけじゃいずれ閉塞感がやってくるだろうし。
せっかく世界への扉が開けたわけなんだから、協会やリーグには認知度アップも含めたACL改革への働きかけをちゃんとやって欲しいな。代表ではアジアカップを獲ったりしてるけど、クラブではこの3年アジアの予選リーグ突破もできてないわけで、その辺りの原因をちゃんと考えて欲しい。

コメント

  1. ぴょん より:

    クラブレベルでの世界への挑戦はまだまだですよね。
    結果はすごく残念ですしACLに注目してない周囲の人たちに対しても腹立たしいです。
    過密日程を理由に報道していますけど原因はそれだけではない気がします。