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1999.07.02 シドニー五輪1次予選:日本代表 vs 香港代表(U-22)
1999年(平成11年)7月2日。日本代表のアジア1次予選、第3戦。相手は予選グループの中では実力のある香港代表。 すでに最終予選への進出は決まっていたとはいえ、雨の国立競技場に集まったサポーターは26,026人。代表戦で半分ほどしか埋まらないスタンドの光景には、少し寂しさを覚えた記憶があります。
封じられた「ダブル司令塔」中村と小野
この試合、日本は1次予選で初めて「中村俊輔」と「小野伸二」のダブル司令塔に徹底したマンマークをつけられました。 特に小野選手は、激しいマークをかいくぐるために本来の2列目からボランチの位置まで下がってのゲームメイク。苦し紛れの展開を強いられ、2トップの平瀬智行選手、山下芳輝選手への供給源が断たれた時間は長く続きました。
それでも異彩を放った小野伸二のセンス
しかし、そんな窮地で輝いたのが我らが小野伸二でした。 前半38分、彼のパスから先制点が生まれ、苦しい時間帯を打ち破ります。
さらに圧巻だったのは後半34分の2点目。 前半で交代した山下選手に代わり、小野選手がFWの位置に入った瞬間でした。清水商3年時の国体以来という不慣れなポジションながらも、そのセンスは一切陰りません。鮮やかなヒールパスから平瀬選手のゴールを演出し、結果的に全2得点をアシスト。
ポジションが変わっても瞬時に適応し、決定的な仕事をする。今の若い代表選手たちの多才さとセンスを改めて見せつけられた一戦でした。
「世界に羽ばたけ、我らが小野伸二!」
小野くん、本当に素晴らしい!! 大量得点に慣れていたので「2点止まり」は少し残念に感じてしまいますが、フル代表なら2-0は万々歳の結果ですよね。 正直、浦和レッズファンとしては小野くんがチームからいなくなってしまうのは「うっかり辛い」どころか嵐のような寂しさですが、それでも彼は世界でプレーすべき器!羽ばたけ、世界の伸二!(タカ)

