芸術的FK!中村俊輔が国立を支配した夜|U-23日本代表vsニュージーランド

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キリンチャレンジカップ 2000.3.29 国立競技場

2000年、オリンピックイヤーの幕開け

平成12年3月29日、シドニー五輪イヤーの最初の試合。相手はニュージーランドです。 正直なところ、「ヒデも伸二も出ないし、相手はニュージーランドかぁ……」なんて、僕ら「サークル」も今回は少し気合が入りきらず、少人数での観戦となりました。

会場で席を譲ってくれたのは、奈良から来たというグループ。フランスW杯のトゥールーズで知り合った仲間だそうで、「上には上がいるもんだ」と脱帽しました。

中村俊輔のための90分間

試合が始まれば、そんな「気合不足」もどこかへ吹き飛びました。この日はまさに中村俊輔の独壇場。指令塔を務めたレフティーが、国立を完全に支配していました。

圧巻は前半18分。ゴール左、約25メートルの位置で得た直接FK。 僕らはあの1999年11月6日、カザフスタン戦での伝説のFKをこの目で見ています。期待せずにはいられません。

俊輔が静かにボールをセットし、ニュージーランドの分厚い5枚の壁を前に見せたのは、驚きの**“フェイク・プレー”**でした。左足でちょこんと出し、本山雅志がプレス。その瞬間、空いたコースを突いてゴール右上隅へ狙い通りに叩き込む!Jリーグでも見たことのない新バージョン。あのカザフ戦の軌道を彷彿とさせる、まさに芸術品でした。

止まらない進化、そして4-0の圧勝

実はこのFK、当時の横浜F・マリノスのアルディレス新監督から伝授された秘策だったとか。日本随一のレフティーが、今なお進化し続けている事実に震えました。

流れの中でも、本山や藤本淳吾(当時・桐蔭学園高)らと頻繁にポジションを入れ替え、攻撃を牽引。後半13分の高原直泰のゴールも、俊輔のクロスが起点でした。終わってみれば4-0の完勝!

祭りはキリンカップへ

俊輔の活躍は素晴らしかったけれど、やっぱり次はもっと強い相手との戦いが見たいですね。 さて、次はいよいよキリンカップ。今回のような少人数じゃ行きませんよ!今年もビッグな企画を用意するので、「サークル」のみんな、楽しみにしていてください!(やす)


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