シドニーオリンピック 日本代表対ブラジル代表
運命のブラジル戦、舞台は横浜国際総合競技場
ついに来ました、ブラジル戦! グループD組、勝ち点6で首位に立つ我らが日本代表。しかし、もしこの試合に敗れ、南アフリカがスロバキアに勝てば、日本は3位転落で決勝トーナメント進出を逃す……というシビアな状況。
正直、本気モードのブラジル相手に引き分け以上を狙うのは至難の業。当初は消化試合になるはずが、フタを開ければ「絶対に応援しなきゃいけない」大一番になりました! 僕は、1万9千人のサポーターが集結した横浜国際総合競技場(現:日産スタジアム)へ。2002年W杯決勝の舞台でもあるこの場所は、まるでブリスベンにいるかのような熱気に包まれていました。
氷ついた開始5分と、俊輔の衝撃FK
試合は前半からブラジルが飛ばしてきました。必死の防戦も虚しく、前半5分に失点。左サイド、ファビオ・アウレリオのクロスをアレックスに完璧なヘッドで合わされました。 あまりに早すぎる失点。横浜の2万人が一瞬で凍りつきました。
しかし、日本もひるみません。 圧巻だったのは、ゴールまで35〜40mはあろうかという距離からの直接FK。中村俊輔が放ったシュートは、ブラジルの守護神が弾くのが精一杯という凄まじい威力! 「曲げることより、速く突き刺さるFKを練習している」という俊輔の言葉を体現するような一撃でした。
高原直泰、柳沢敦も必死にゴールを狙い、三浦淳宏(現:淳寛)も左サイドから積極的に仕掛ける。守備陣も宮本恒靖の的確なコーチング、中澤佑二の高さを生かしたディフェンスで追加点を許しません。結果は0-1。王者ブラジルにあと一歩届かず、惜敗を喫しました。
「スロバキア・コール」と32年ぶりの歓喜
横浜国際では、別会場の「スロバキア対南アフリカ」の戦況が逐一伝えられていました。 日本が負けている状況で、サポーターからは「頑張れ、スロバキア!」の声。そしてスロバキアが先制、さらに2点目を決めた瞬間、横浜国際が揺れました!
結果、スロバキアが2-1で勝利。これにより日本はD組2位通過が決定! メキシコ五輪以来、実に32年ぶりとなる決勝トーナメント進出を果たしました!! 結果オーライではありますが、ブラジル相手に攻めの姿勢を貫いた日本と、手にした次への切符に、1万9千人のサポーターは狂喜乱舞しました。
選手たちの不敵なコメント、そして準々決勝へ
試合後、ブリスベンで戦った選手たちのコメントがまたいいんです。
- 松田直樹:「アトランタの時(マイアミの奇跡)より大したことなかった」
- 楢﨑正剛:「負けて複雑。10回やったら、4、5回は勝てる」
- 稲本潤一:「もう1回やれば勝てる」
リベンジの決意に満ちた彼らの言葉に、さらなる期待が膨らみます。 次は9月23日、準々決勝の相手は米国(アメリカ)。ヒデ(中田英寿)と森岡隆三も復帰するはず。ベストメンバーでブラジルと再戦できる「決勝」まで、もう負けられません。 あさって23日、また横浜国際へ行きます!次は1万9千人じゃ済まないはず。僕らサークルも久しぶりに動くビッグイベント、詳細は告知をチェックしてください!!(やす)

