2001.6.10 コンフェデレーションズ杯決勝 日本代表対フランス代表
いよいよ訪れた、FIFA公式戦・決勝の舞台。日本がこの場所に立つこと自体が歴史的な快挙です。 対戦相手は世界チャンピオン、フランス。横浜国際総合競技場には6万5千人のサポーターが詰めかけました。
この日は警備も持ち物検査も、これまでの代表戦とは比べものにならないほど厳重。金属探知機やチケットのレーザー確認など、「いよいよ世界を相手にするんだ」という緊張感がスタジアム全体に漂っていました。
■世界王者の高さ、そして盤石の試合運び
19時キックオフ。ライトに照らされたピッチに、白い王者と蒼き挑戦者。フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」が鳴り響く中、スタジアムのボルテージは最高潮に達しました。
しかし、試合は非情でした。前半30分、191センチのビエラがペナルティーエリア内へ突進。川口と松田の上を行く打点の高いヘディングで先制を許します。 その後、日本は必死に反撃を試みるも、フランスの危なげない試合運びに決定機を作らせてもらえません。スコアこそ0-1でしたが、数字以上の「世界の壁」を実感させられる内容でした。
■小野伸二のトップ下と、川口能活の孤軍奮闘
イタリアへ旅立ったヒデ(中田英寿)に代わり、後半からトップ下に入ったのは小野伸二。代表のユニフォームを着た伸二がフランスを相手に司令塔を務める姿には感無量でしたが、世界最強の中盤を前に自由を奪われ、わずか15分で交代。ヒデの穴を埋めることの難しさを痛感しました。
一方で、大会ベストイレブンにも選ばれた川口能活は、この日も神がかっていました。フランスの猛攻を受けながら、浴びたシュートは20本。許した失点はわずかに1。彼がいなければ、再び大敗を喫していてもおかしくないほどの孤軍奮闘でした。
■「歴史の目撃者」として
優勝トロフィーを掲げるデサイーの姿を眺めながら、悔しさと同時に、日本サッカーがここまで来たのだという誇りを感じました。 試合終了後、テレビに映し出されたゴン中山の悔し涙。瞬間最高視聴率は49%を超えたそうです。この熱量が、必ず1年後のW杯に繋がると信じています。
そしてイタリアでは、ヒデの所属するローマがスクデットに王手をかけました。代表の快挙と、エースの欧州制覇。数年前には夢物語だったことが、今、現実のものになろうとしています。
来週からはJリーグが再開。ガンバレ、レッズ!行こうぜ、伸二!(やす)


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