2001年 カシマスタジアム観戦記|老若男女が「オウオウ」叫ぶ町。鹿島の強さの真髄を見た

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2001.9.15 カシマサッカースタジアム|鹿島アントラーズ対ジェフ市原 

2001年9月15日、敬老の日。 横浜国際、大阪長居に続き、僕にとって3つ目のW杯会場となる「カシマサッカースタジアム」へ足を運びました。なぜ急にカシマなのか? それは、思いつきの「ぶらり旅」を決行したからです。(詳細は別記事「ぶらり旅」参照!)

■ヨーロッパのスタジアムが、ここにある

カシマスタジアムに入った瞬間、出た言葉は「最高っ!」の一言でした。 サッカー専用スタジアムなのでトラックがなく、選手が驚くほど近い。照明は眩いほどに明るく、そして何より座席の傾斜が素晴らしい。前の人が立っても全く視界が遮られないその角度は、テレビで見るヨーロッパのスタジアムそのものでした。

■老若男女が「オウオウ」叫ぶ、サッカー文化の深み

このスタジアムで一番驚いたのは、観客の姿でした。 普通、ゴール裏のサポーター席といえば若い男たちが中心です。でも、カシマは違った。おじいちゃんもおばあちゃんも、当たり前のようにユニフォームを着て、若者に負けない勢いで「オウオウ!」と声を張り上げているんです。

「鹿嶋の町ではジーコを知らないお年寄りはいない」という話は本当でした。子供の数も非常に多く、まさに町ぐるみ、老若男女でチームを支えている。 僕が愛する浦和のゴール裏はまだ若い人が中心。この「町にサッカーが文化として根付いている」空気感には、正直言って少し羨ましさを感じてしまいました。強いわけですよ、アントラーズ。

■テロの衝撃と、静寂の黙祷

交通渋滞でギリギリの到着となりましたが、試合開始は少し遅れました。 数日前に発生したニューヨークの同時多発テロへの黙祷が行われたからです。スタジアムを包む静寂の中、犠牲者の方々へ祈りを捧げました。遠い国の出来事とはいえ、世界が大きく揺れ動いている不安な空気。平和な日本でこうしてサッカーを観られることの有り難さを噛み締めました。

■常勝軍団の貫録。セットプレーからの3発

試合は鹿島が圧倒。ビスマルクの精度の高いキックを起点に、秋田、アウグスト、そして名良橋。守備陣が次々とゴールを決め、2ndステージ開幕5連勝で首位をがっちりキープしました。 新装カシマスタジアムで8戦無敗。あの圧倒的なホームの雰囲気の中で、鹿島は本当に強かった。(やす)


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