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2001.10.13|浦和レッズvs横浜Fマリノス|埼玉スタジアム2002こけら落とし
2001年10月13日。2002年W杯準決勝の舞台、埼玉スタジアム2002がついにその姿を現しました。 6万人収容のサッカー専用スタジアム、そのこけら落とし。チケットは即日完売。アウェイ席はわずか500枚。スタジアムの358度が浦和の赤に染まった、伝説の一日の記録です。
■358度の赤、三層に染まるスタンド
座席に置かれたビニールシートを掲げると、上段から赤・白・黒のレッズカラーがスタンドを埋め尽くしました。 Jリーグ新記録となる6万553人が作り出したその光景は、言葉を失うほどに美しく、「やはりレッズは特別だ」と確信させる力がありました。これほど立派な「器」を手に入れた喜びは、何物にも代えがたいものでした。
■「6万人のため息」と、現実の厳しさ
しかし、ピッチ上の現実はあまりに過酷でした。 残留争いの直接対決となった横浜F・マリノスを相手に、0-2の完敗。連動性はなく、ミスが目立ち、プロとは思えないような内容。 あんなに素晴らしいスタジアムを満員にしながら、それに見合う実力がない――「豚に真珠」という言葉が、スタジアムのあちこちから漏れていました。
■聖地を揺らした怒りのブーイング
試合終了後、選手たちを待っていたのは容赦のないブーイングと、投げ込まれるペットボトル。さらには不満を募らせたサポーターが選手バスを囲み、スタジアムを後にできない騒動まで起こりました。 「J2に落ちたいのか?」 そんな悲痛な叫びが、広大なサッカー専用スタジアムに響き渡りました。


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